え
液体捕集方法
試料空気を液体に通し、または液体の表面と接触させることにより溶解、反応等をさせて、当該液体に測定しようとする物を捕集する方法。
か
化学物質の基準値
◎ばく露限界値
労働者が化学物質を使用する作業を毎日行い、それを職業生活にわたって継続しても、ほとんどすべての労働者にはその化学物質による健康障害が現れない最大濃度という意味で使われる。ACGIHの3種類のばく露限界値(TLVs)が有名。
- TLV-TWA:8時間ばく露限界値(8時間ばく露加重平均値)
※1日8時間、週40時間を標準とする労働時間で通常作業を行う労働者が、労働時間を平均してその濃度以下のばく露であれば、大多数の労働者には健康障害を起こさないというもので、約800の化学物質について勧告されている。 - TLV-STEL:短時間ばく露限界値(15分間高濃度ばく露の時間加重平均値)
- TLV-C:瞬間的にも超えてはならない値としての天井値
◎許容濃度
日本産業衛生学会がACGIHのTLVとほぼ同様の考え方で約400弱の化学物質を勧告している。
◎管理濃度
作業環境測定結果を評価するための基準値
◎濃度基準値
リスクアセスメント対象物のうち、有機則や特化則等の特別則の規制対象外の物質でばく露限界値が設定可能な物質に国が設定している基準値。濃度基準値には、八時間濃度基準値と短時間(15分間)濃度基準値がある。
確認測定
リスクアセスメント対象物のうち、濃度基準値が設定されている物質で、濃度基準値を超える可能性があるばく露が想定される場合に実施する測定方法
化合物
化合物とは、互いの物質が化学反応を起こして、異なる物質に変わるものをいう。
(例)塩酸(HCl)と水酸化ナトリウム(NaOH)を混ぜると食塩(NaCl)と水(H2O)に変わる。
管理濃度
作業環境測定結果を評価するための基準値
き
許容濃度
日本産業衛生学会がACGIHのTLVとほぼ同様の考え方で約400弱の化学物質を勧告している。
均等ばく露作業
労働者がばく露する物質の量がほぼ均一であると見込まれる作業であって、屋内作業場におけるものに限る。
こ
呼吸域測定
個人ばく露測定のうち、労働者の呼吸域にサンプラーを装着して行う測定をいう。
呼吸域濃度
両耳を結んだ直線の中央を中心とした半径30cmの球体のうち、顔の前方に広がった半球の内側における化学物質の空気中の濃度をいい、労働者が化学物質にばく露される濃度とみなす。
個人ばく露測定
労働者のばく露の把握を目的とした測定方法。
上記目的であれば、個人サンプラーを用いた労働者の呼吸域濃度の測定方法だけでなく、従来のA・B測定やC・D測定方法も個人ばく露測定に含まれる。
固体捕集方法
試料空気を固体の粒子の層を通して吸引すること等により吸着等をさせて、当該固体の粒子に測定しようとする物を捕集する方法。
混合物
混合物とは、互いに混ざっているだけで、化学反応を起こして変化しているわけではなく、混合前のそれぞれの物質の性質はそのまま維持されているものをいう。
(例)混合有機溶剤(キシレンとアセトン)の物質の性質はそのまま保たれている。
さ
最大ばく露労働者
ばく露の程度が最も高いと想定される均等ばく露作業における最も高いばく露を受ける労働者(最も高いばく露の作業と労働者)
し
指定作業場
作業環境測定のうち、測定に専門的な知識を必要とし、国家資格の作業環境測定士が測定を実施する屋内作業場を言う。具体的には、特化物等、個別規制の対象物を取り扱う屋内作業場をいう。
職場の化学物質
①特別則に従って措置をとる化学物質
有機溶剤、特定化学物質、鉛等および粉じんの120種類程度
②リスクアセスメント対象物
個別規則はなく、国連のGHS分類に該当するものであり令和8年度に約2,900種類に上る。
た
単位作業場所
作業環境測定を行い、測定結果を評価するために対象とする具体的な場所
ち
直接捕集方法
試料空気を溶解、反応、吸着等をさせないで、直接に捕集袋、捕集びん等に捕集する方法
の
濃度基準値
リスクアセスメント対象物のうち、有機則や特化則等の特別則の規制対象外の物質でばく露限界値が設定可能な物質に国が設定している基準値。
濃度基準値には、八時間濃度基準値と短時間(15分間)濃度基準値がある。
は
ハザード
ハザードとは「危険有害要因」と呼ばれ、人の健康・安全に対して危険又は有害な物質、またはそのような性質を持つ物を呼ぶ。
※化学物質のハザードについては、国連でGHS分類が作られており、この分類のどこかに該当すれば、その化学物質は危険性有害性を持った「危険有害性物質」を意味することになる。
ばく露
労働衛生での「ばく露」とは、労働者が化学物質のガス、蒸気、粉じんなどが存在する作業環境の中で業務を行う結果、全身または身体の一部がそれらにさらされることをいう。
従って、化学物質の体内への侵入は、化学物質にばく露されなければ起こらない。一般的に化学物質の濃度が高いほど、また、ばく露される時間が長いほど体内侵入量は大きくなる。
ばく露限界値
有害物質を取り扱う労働者の呼吸域の平均濃度(通常8時間)がその値以下であれば、職業生活を通じてその作業を継続してもほとんどすべての労働者がその有害物質による健康障害を生じないと考えられる値。
※日本産業衛生学会:許容濃度
※ACGIH:TLV-TWA、TLV-STEL
ばく露の程度
呼吸用保護具を使用していない場合は、労働者の呼吸域において測定される濃度で、呼吸用保護具を使用している場合は、呼吸用保護具の内側の濃度で表される。
よ
よくデザインされた場の測定
主として工学的対策の実施のために、化学物質の発散源の特定、局所排気装置等の有効性の確認等のために、固定点で行う測定をいう。従来の作業環境測定のA・B測定の手法も含まれる。
り
リスク
化学物質の有害性が労働者の健康に悪影響を与える可能性の大きさと障害の程度を合わせた概念をいう。
リスクアセスメント
化学物質の労働者に対する健康影響を評価すること。
リスクアセスメントは、作業を通じた労働者のばく露の程度を評価することが中核となる。
リスク低減措置
リスクアセスメントの結果に基づき労働者の危険または健康障害を防止するための必要な措置
れ
冷却凝縮捕集方法
試料空気を冷却した管等と接触させることにより凝縮させて測定しようとする物を捕集する方法。
ろ
ろ過捕集方法
試料空気をろ過材(0.3μmの粒子を95%以上捕集する性能を有するものに限る)を通して吸引することにより当該ろ過材に測定しようとする物を捕集する方法。